
Over Extraction
Over Extractionとは、
コーヒーの成分が溶け出しすぎた状態のことです。
カップには強い苦み・渋み・乾く後味が現れ、
甘みと酸味のバランスが崩れます。
このページでは、Over Extractionが起きる仕組みと、
Under Extractionとの見分け方、
そして原因変数の修正方法を解説します。
COFFEE DICTIONARY
THE WEIGHT OF YOUR SHOT STARTS HERE
The shot said too much.
BASIC THEORY
ELEPHANT COFFEEの考え方
「苦みがあること自体は問題ではない」
私たちはOver Extractionを「不快な苦みと渋みが残ること」と定義しています。適切に抽出されたエスプレッソにも苦みはあります。問題は「その苦みが甘みと酸味のバランスを壊しているかどうか」です。
判断の基準として、私たちは抽出時間を重視しています。ホットラテレシピ(20g in / 13g out)では20〜24秒が目安で、これより明らかに長い場合はOver Extractionを疑います。ただし時間だけで判断するのではなく、カップの味と合わせて判断することが大切です。
WHY OVER EXTRACTION MATTERS
過抽出が重要な理由

02
甘みと酸味が消える
Over Extractionでは、苦み・渋みが前に出ることで、豆が本来持つ甘みや明るい酸味が感じられなくなります。フレーバーの複雑さが失われ、単調で重い印象のカップになります。スペシャルティコーヒーの個性を表現できない状態でもあります。

04
抽出時間の長さが最初の診断ツールになる
Under Extractionと同様に、Over Extractionの診断でも抽出時間が最初の確認ポイントです。目標より明らかに長ければ(パックの抵抗が高すぎる)Over Extractionの可能性が高くなります。時間を記録する習慣が、トラブルシュートのスピードを上げます。
01
不快な苦みと渋みがカップを支配する
Over Extractionの苦みは、チョコレートのような甘い苦みとは異なります。口の中が乾く収斂性があり、飲み込んだ後も長く残ります。渋みは特にラテにしたときも消えず、ミルクの甘さと喧嘩します。

03
Under Extractionと区別する力が技術を上げる
「苦い」と「酸っぱい粗い」は対極の問題ですが、原因変数の修正方向は逆になります。「苦いからUnder Extractionだ」という誤解をなくし、両者を正確に区別する力がつくと、修正の方向を間違えなくなります。これはバリスタとして大きな技術的な飛躍です。

HOW TO DIAGNOSE
Over Extractionの診断は、Under Extractionと同 じく「カップの味→数値の確認→原因変数の特定」の順番で行います。
カップで感じるOver Extractionの味
以下の特徴が複数当てはまる場合、Over Extractionの可能性があります。

Under ExtractionとOver Extractionの比較
両者を並べると、修正の方向が逆であることが明確になります。

原因と対処の優先順位
Over Extractionを引き起こす原因は複数あります。
Under Extractionの原因と逆方向になることに注目してください。











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