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カフェのメニューは、多い方がいいのか。

11 分前
読了時間: 2分

開業前のメニュー表は、だいたい増えていきます。

ラテもやりたい。抹茶も。チャイも。ソーダも。季節限定も。


デザートも一つでは不安になる。

気づけば、メニュー表は立派になっている。

でも、ワンオペの小さな店では、メニューの多さがそのまま強さになるとは限りません。



一品増えると、仕事は一つ以上増える。


新しいドリンクを一品増やす。

必要なのはレシピだけではありません。

材料を仕入れる。在庫を置く。賞味期限を見る。スタッフに教える。注文時に説明する。洗い物が変わる。


売れなければ、その材料はロスになります。

メニュー数は、見た目以上に裏側の仕事を増やします。



主役を一つ決める。


僕なら、最初に「何で売上をつくる店か」を決めます。

エスプレッソなら、アメリカーノ、カフェラテ、そこから派生するシグネチャードリンク。

デザートなら、主力を数種類。


全部を同じ強さで並べるのではなく、主役と脇役をつくります。

何を注文すればいい店なのか、一目で分かる方が、お客さんも選びやすい。



原価より、オペレーションを見る。


原価率30%だから優秀。

数字だけで見るとそうかもしれません。

でも、仕込みに30分かかり、提供に5分かかり、ピーク時に他の注文を止めるなら、本当のコストはもっと大きい。


ワンオペでは、時間も原価です。

売価から材料費だけを引くのではなく、その一品が何分厨房を占有するかまで見ます。



季節限定は、増やすためではなく動かすため。


限定メニューは、店に変化をつくれます。

SNSで話す理由にもなります。

ただし、定番が弱いまま限定を増やすと、店全体が散らかります。


まず定番を強くする。その上で、一つ入れて、一つ終える。

限定はメニュー数を増やす仕組みではなく、お客さんにもう一度来てもらうきっかけとして使います。



メニュー表は、店の意思表示。


置いてあるものを全部書く紙ではありません。

この店で何を飲んでほしいのか。

何を一番おいしく出せるのか。


その答えが見えるメニューは、少なくても強い。

小さな店ほど、増やすより、磨く。僕はその方がいいと思っています。

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